物件選びは直感

 

私は不動産屋さんとして、これまで多くのお客様の賃貸や売買の物件選びのお手伝いをしてまいりました。

もちろん、最終的な決定を行うのは『あくまでもお客様』なのですが、2つの物件でどちらにしようか迷っておられる際などには「アドバイスを頼む」などと言われてしまうことも珍しくありません。

またマイホーム選びは、多くの方々にとって『一生に一度の大きな買い物』となりますから、こうした局面で迷いが生じてしまう気持ちも充分に理解できます。

そして私としても『最終的な購入意思の決定にあたっては可能な限りのサポートをしたい』と考えてはいるのですが、あまり強く意見を述べると、後から「やっぱり自分で決めれば良かった」などと思われてしまうのも辛いものがありますので、この点は非常に頭が痛いところなのです。

ちなみに、こうしたご相談をお客様から受け、物件のスペック自体では甲乙が付け難い場合には「直感を信じてご決断をされてみては・・・」というアドバイスをするようにしています。

さて、このようなお話をすると『結局、お客さんに丸投げするのね』とも思われてしまいそうですが、物件選びにおける直感は「決してバカにできない」ものがあるのです。

そこで本日は、「物件選びと直感」というテーマにて知恵袋をお届けしてみたいと思います。

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購入物件決定には悩ましい要素も多い

『物件選びを直感で!』などというお話をすると、何やら「投げやりな感じ」もして来ますが、これはあくまでも最後の手段ということになります。

もちろん、ここに至るまでには「駅までの距離」や「買い物などの利便性」に、「間取り」と「物件価格」などをあらゆる側面から物件の検討をする必要がありますから、『ここまでやっても、どうしても判断が付かなければ』というのが直感に頼る前提となるでしょう。

ちなみに、これ程までに「どの物件にするかで悩むシュチエーション」は、あまり無さそうな気もして来ますが、多棟現場の建売物件などではほぼ同じ立地条件で、似たような間取りの家がズラリと並んでいることも少なくあいませんし、

中古の分譲マンションにおいても同じ建物内に同時に売り物件が存在するケースは意外に多いですし、たとえマンション自体が別物でも「ほぼ同スペック、同価格帯の物件」が存在することも珍しくないのです。

なお、こうした場合には多くの方が「ご家族の意見」や「外壁の色」、「内装の好み」などで最終的な判断を下しておられるようですが、私はこのようなシュチエーションにおいてこそインスピレーションを大切にしていただきたいと思います。

それというのも、これまで私が接した来たお客様の中で「この家に決めて本当に良かった」と後々までご満足されている方の多くが、この「直感」を信じて物件のご購入に踏み切られておられるからです。

ただ、このように『直感を信じよ!』と言われても、「何をもって直感とすればよいのか判らない」という方も多いことでしょう。

そこで次項では、マイホーム選びに成功しておられる皆さんが、どうようなインスピレーションを持って購入に踏み切られているのかを具体的に見て行くことにしましょう。

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直感のサインは人それぞれ!

では、具体的に私がこれまで接して来たお客様の「直感例」を挙げてみたいと思います。

何だか気持ちが良い

あくまでも感覚的な問題ですから「どんな風に気持ち良いの?」と問われると説明が難しいのですが、インスピレーションを感じるお客様の多くは、物件に入るのと同時に「清々しい」「明るい感じがする」「室内が暖かい感じがする」といった感覚を覚える方が多いようです。

私は不動産仲介を生業にしていますから、こうしたシーンでお客様に同行している場合も多いのですが、確かに同じような建売が並んでいるにも係らず「不思議と清々しい感覚」を覚える物件はあるように思います。

また、私自信は特段何も感じない場合でも、お客様だけがこうしたインスピレーションを感じ、マイホーム購入後に「多くの幸せが押し寄せて来た」というパターンもありますので、この感覚は必ずしも万人に共通するものではないようです。

なお、過去記事「現地販売会の集客、そして販売会終了へ(売出し体験記・後編)」でも記しましたが、これとは反対に物件に入った瞬間「肌寒さ」を感じたり、日が当たっているにも係らず「暗い感じがする」といった場合には注意が必要でしょう。

あくまで統計的なお話ではありますが、私の経験上、こうした「悪い感覚」を覚えながら物件を購入したお客様は、その後早期に物件を売り払われるケースが少なくありません。

交通機関がスムーズ

先程ご紹介した「何だか気持ちが良い」というインスピレーションの次に、多くの方が感じられるのが、こちらの感覚(現象?)です。

ご案内に際して、物件の最寄駅などで待ち合わせをすることも多い管理人なのですが、電車で来られたお客様が「今日はバスも直ぐに来たし、電車の乗継もスムーズだった」などとお話していると、その日のご案内でお申し込みを頂けるケースが非常に多いように感じます。

これは同業者と飲みに行った際に話しても、同意見の方が何人かおられますので、私だけが感じている感覚ではないようです。

以前、先輩社員から「良い家は自分に相応しい家主を呼び寄せる」などというお話も聞いたことがありますので、これもそのような現象の一つなのかも知れません。

夢見が良い

こちらも案外、耳にすることが多いケースです。

古来より良い夢は「吉兆」とされていますから、こうした夢を見た後に気に入った物件に巡り合えると「何かに導かれている!」と感じるものですが、これを「単なる偶然」で片付けることができないケースもあります。

私が担当した若いご夫婦のお客様は、物件を内覧した夜の夢で『奥様と2人の子供が幸せに暮らしているビジョン』を見たといいます。(当時、ご夫婦には子供がいなかった)

そして、その晩の夢を切っ掛けにご夫婦は物件を購入することになったのですが、程なく奥様の妊娠が発覚した上、生まれた子供は双子だったそうです。

その上、数年が経過してみれば「夢で見た2人の子供の容姿や性別までもが、現実とガッチリ符合していることに気付かされた」という不思議な体験をお聞きしました。

一方、別のお客様は内見に行く前日に龍が空に昇っていく夢をご覧になり、これを切っ掛けに町名に「辰」の字が付く地域の物件の購入を決意されたといいます。

それ以来、この方の身には多くの幸運が訪れることとなり、ご自宅を購入してから数年後には自身で事業を起こされ、「現在では大成功を収めている」との話も耳にいたしました。

なお皆様にとっては、ここまでお話しして来たケースは「非常にレアなもの」であるように思えるでしょうが、これらは全て『私のたかだか20年程の不動産キャリア』の中で実際に起こっている出来事ですから、「単なる夢」で片付けてしまう訳にも行かないように思えます。

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物件選びまとめ

このように、物件選びにおける「直観」は、決して気のせいでは片付けられない側面も持っているものです。

物件を選ぶ中、こうしたサインを感じた場合には是非ともこれを見逃さないようにしていただきたいものです。

なお、これは完全な私見となりますが、風水や方位にとことんこだわったマイホーム探しをされる方より、今回ご紹介したような「インスピレーションを元にしてた判断」を行った人の方が、良い結果を生んでいるように思います。

もちろん、それぞれの方に『信じるもの』があって然るべきですから、それを優先するのが良いのでしょうが、物件選びに頭を悩ませた際には是非この記事をご参考にしていただければ幸いです。

ではこれにて、「物件選びは直感もとても重要な要素なのです!」の知恵袋を閉じさせていただたいと思います。